2017年10月5日 20:00
【インタビュー】菅田将暉×ヤン・イクチュン 男たちが拳を繰り出し続ける理由
新次とバリカンは、とあるきっかけから共にボクシングに熱中していく。ジムでの練習、プロテスト、そしてデビューと常にボクシングが物語の中心にあるが、菅田さんにとっても、新次を演じる上で、ボクシングの存在が軸となったという。
「撮影に入る前から半年ほどトレーニングをさせてもらったんですが、それはすごくデカかったですね。撮影でもクライマックスの試合のシーンは後半のほうで、グラデーションもつけやすかったし、撮影しながらもずっとトレーニングをして、体を鍛えるというのがベースにあった。体に常に緊張感があったし、たくさん食べて、動かないといけない。シャドーボクシングをするシーンでも、もう何時間、シャドーやってんだってくらいずっとやってて、自然とたぎってくるものがありました。ウエイトトレーニングでも(重量が)上がると嬉しくなるんですよ。よく鏡を見ながら筋肉を育てるって聞きますけど、そういう気持ちになったし(笑)、(筋肉が増えることが)モチベーションにもなり『もっと!もっと!』という高ぶりを大事にしていました」。
ヤンさんは、ボクシングに加え、吃音交じりの日本語の会話、ハサミを持って散髪の手さばきなど「宿題が山積みで、大変でした(苦笑)」