【インタビュー】榮倉奈々と安田顕が“夫婦”を語り合う!「言葉じゃない」「積み重ねに勝るものなし」
安田:僕ね、完成した映画を観たときも、夫婦について考えさせられましたけど、3日経てば忘れちゃうんですよね。まあでも、その方がいいんじゃないですかね?何度も映画を観てもらえるでしょ?
――映画ではもう一組、じゅんの後輩の佐野壮馬(大谷亮平)とその妻・由美子(野々すみ花)の夫婦も登場します。まさに「いろんな形の夫婦がある」という言葉通り、ちえとじゅんとはまた異なる関係性で、彼らなりの選択をするさまが描かれます。
安田:大谷さんは顔が濃いよね(笑)?いやぁ、濃いなぁと…。結構、ディープな問題を扱ってはいるけど、この映画ならではのライトな語り口だからこそ、ああいう夫婦の形が描けたのかなと思いますね。
榮倉:そうですね。
安田:バッティングセンターで、ちえさんと由美子さんが2人で話すシーンあるじゃない。完成した映画であれを観て、あぁ、女性ならではの会話だなぁって。
逆に僕と大谷さんは、男2人で居酒屋で酒飲みながら、男の悩みを吐露して…あの対比がすごく好対照でいいなぁって思いましたね。――同じバッティングセンターで、自身の悩みをポロリと口にした由美子に対して、ちえが「何も言えなくて…」と返すやりとりも印象的です。