2018年9月6日 11:30
シリアス路線からコメディに? 『MEG』が米国でヒットした理由は「PR展開」
1997年に出版された人気海洋ホラー小説「Meg: A Novel of Deep Terror」をアメリカと中国が共同製作したジェイソン・ステイサム主演映画『MEGザ・モンスター(原題:The Meg)」が、予想以上の大ヒットを記録している。
あらすじは至ってシンプル。深海の謎を調査する科学者チームが謎の生物に襲われ交信を絶った。5年前の苦い経験が元で隠遁生活を送っている元救命ダイバーのテイラー(J. ステイサム)は、救助任務を遂行できる唯一の適任者であることから半ば強制的に救命を依頼され、現実に引き戻される。過去の思い出を振り切るべくして潜った深海で待っていたのはメガロドンと呼ばれる巨大鮫だった。
ニュージーランドと中国で撮影された、中国向けのお化けザメ映画が、予想を覆す世界レベルで特にアメリカで大ヒットしたのはなぜか?そのシークレットに迫った。
アメリカ人はサメがお好き
映画『ジョーズ』がきっかけだろうか。米国人はとにかくサメ好きである。
ディスカバリー・チャンネルでは1988年7月より「シャーク・ウィーク」なるサメ三昧の週があり、1週間ぶっ続けで朝から晩までサメに関する番組が放映される。