2018年SNSが拍車をかけた今年のヒット作をふり返る
さらに、ハリウッドでのアジア系俳優の少なさを知ってもらうため、本作のキャストであるヘンリー・ゴールディングやハリー・シャム・Jr.などが参加した「ゴールドオープン(#GoldOpen)」と呼ばれるムーブメントが発生、無料上映が各地で行われた。ヘンリーとチャウ監督は上記の『search/サーチ』を応援するための上映会も開いたという。
ちなみにヘンリーは、ブレイク・ライヴリー、アナ・ケンドリックと共演し、全米で大ヒットしたサスペンス『A Simple Favor』(原題)など新作が相次いで決まっている。
一方、世界16の国と地域でタイ映画史上歴代NO.1のヒットとなった『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』は、日本でもまだまだ順次公開中。作品の“音”の世界や可能性を極限まで探求し、高品質な“音”を大音量で表現する「爆音映画祭」でも上映される。テストのマークシートを塗りつぶす音やカンニングの“ピアノレッスン”、“危険な回答”が交わされるSNSの通知音など、音によって緊張感が増幅するだけに、確かに爆音向き!
この映画も『カメ止め』と似ており、東京・新宿武蔵野館1館でのスタートながら、公開初日・初回から14回連続満席、2週目には全国・計42回上映のうち34回が満席に。