2019年4月15日 12:00
麻生久美子、『クレしん』など原恵一監督作品をふり返る「大人にこそ刺さる映画ばかり」
また、『河童のクゥと夏休み』を見た時の衝撃は未だに忘れられず、人間が嫌いになってしまいそうで怖かったです。ただ、それだけ深く心が動かされ、傷つき、抑えられない感情が溢れてきたことがこの作品の魅力でした」とコメント。
また、原監督作品について「どの作品も、一度見ると忘れられない、中毒性のある映画ばかり。子供に向けて作るという意識がない潔さが大好きですね」とその魅力を熱く語った。
そんな麻生さんは、実は原監督に声優としての才能を見出された。初めて声優に挑戦した『カラフル』を皮切りに、『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』など次々と話題のアニメーション作品に出演。いまでは声優として高い評価を受ける麻生さんだが、そのきっかけを作った原監督への信頼は厚い。
「原監督と再びご一緒出来て本当に光栄で、アフレコの日にお顔を見てホッとしたのを覚えています。
3作目になると過度の緊張もないことから、監督の演出を楽しめたことがなにより良かったです。いい意味で生々しいリアルな感情を引き出してもらえるので、毎回いい刺激を受けていますし、二度と言えないような言葉たちが作品に刻まれていると思います」