ジェイク・ギレンホール、縦横無尽なカメレオン俳優が今年は“祭り”状態
『ブロークバック・マウンテン』で夫婦役を演じたアン・ハサウェイが若年性パーキンソン病を患うヒロインに。2人は情熱的な恋に落ちるも、彼女は彼を突き放していく…。人気の2人の大胆な脱ぎっぷりでR15指定。
ロマコメを超えて描かれる米・医薬品業界の実情にも注目。医者一家の中で“浮いた存在”だった男が、あの“バイアグラ”のトップセールスマンになるまでを描いた手記が原作で、『ラスト サムライ』エドワード・ズウィック監督の意欲作。
『エンド・オブ・ウォッチ』(2012)
まるで警官そのものなジェイク
L.A.の重犯罪多発地区、サウス・セントラルを担当する白人巡査テイラーを演じたジェイク。撮影前から実際の警官たちに同行し、実地訓練を受けただけあってリアリティが半端ない。相棒のメキシコ系巡査を演じたマイケル・ペーニャとの遠慮のない掛け合いや恋人(アナ・ケンドリック)との日常には思わず頬が緩むが、やがてメキシコ系麻薬カルテルから恨みを買ってしまい、運命が変わる。
テイラーが胸に付けた小型カメラで撮影している設定のため、犯罪現場の臨場感が増し増し。『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアーが監督、ジェイクは初めて製作総指揮をつとめた。