2019年8月29日 07:45
いまの時代だからこそハマる!「凪のお暇」から紐解く“心のお暇”
そして「バブル」のママからも、相手が投げたボールを受け取り、返すことしか考えていないこと、自分からはボールを投げる気がさらさらないことを指摘されてしまう。
目の前にいる人そのものではなく、空気しか眼中になかったわけだ。凪は、“ちゃんとした”生き方以外は認めない母・夕(片平なぎさ)とのタイトルマッチを前に、自分の根本的な弱点を目の当たりにした。こうして少しずつだが、自分の“ありのまま”の核心に近づくトレーニングを重ねる凪は、“ありのまま”の天然パーマを「みっともない」と言い放ち、“空気を読む”性格の原因となった母との闘いにこれから挑むことになる。
少しだけ距離をとってみることの大切さ
親はもちろん、恋人、職場などの人間関係をリセットすることは大変に勇気がいること。片付けコンサルタントが言う“トキメキ”の有無だけではとても決められない。
それでも、このままじゃいられないと思ったら、時には自分かわいさにそこを断ち切ってもいい、と凪は教えてくれる。いや、凪のように全てではなくても、物質的にも、精神的にも少しだけ距離をとってもいい。
まさに、お暇だ。一旦手放して、いままでとは違う距離感、別の視点からその人を見てみることで、それまで見えなかった部分に気づけるかもしれない。