2019年10月4日 11:30
宮崎あおい、ジュリエット・ビノシュとの対面に感激「本当に涙が出てきそうに」
宮崎さんはビノシュさんと比べると年齢的には少し若いんですけど、これまで声のお仕事を一緒にさせていただいていて、少年からおばあちゃんまで演じ分けられる女優さんだと思っているので、迷わずオファーしました。とても良いバランスで素敵なアンサンブルができたと思いますので、吹き替え版も是非楽しんでください」と吹き替えにも自信を見せている。
そして、本作の印象的なシーンについて「ドヌーヴさん(ファビエンヌ)が撮影所を抜け出してクレープを食べにいこうとしているところを、ビノシュさん(リュミール)が迎えに行って止めるシーンがあるんですけど、なんだか親子の関係性が逆転しているようで、面白かったです」と宮崎さん。カトリーヌも「私もあのシーンはお気に入りなんです」と言い、ジュリエットは「私とカトリーヌの共通点が一つあって、それは“とても食いしん坊”ということ。だからこそ、あのシーンも成功したと思います」と会場の笑いを誘っていた。
最後に、是枝監督がこれから本作楽しむ観客へ「母と娘が逆転しているというシーンがあると仰っていましたが、映画の中では母と娘が、娘と母に見えたり、昔の誰かと誰かの親子関係が見えたり、色々な見え方をするように重層的に作ったつもりでいるので、劇中劇も含め、注目して観て頂けると、より楽しんでいただけると思います」