くらし情報『スパイク・リーが描く戦場「彼らは、オバマへとつながってゆく進化の一部なんだ」』

2009年7月26日 23:15

スパイク・リーが描く戦場「彼らは、オバマへとつながってゆく進化の一部なんだ」

大戦中、幼い彼女は死にかけていたそうだ。彼女の母親がバッファロー・ソルジャーの基地に彼女を連れて行き、黒人の医者がペニシリンを注射して助かったということだった。彼女は話しながら、僕の目の前で泣き出したんだよ。そういう話を聞くと、これは本当に起きたことだと実感できた。1944年8月12日、ナチの16部隊が無実の560人のイタリア市民を虐殺した。被害者の大半は年寄りや女性、子供たちだった。まさにそれが起きた場所で僕たちは2日間撮影したんだ。キャスト、スタッフ全員が、虐殺された560人のスピリットとソウルを感じることが出来たよ。
インスパイアされ、このことをちゃんと描く義務があると背中を押されたよ」。

折りしもこの映画の製作の最中に、アメリカはその歴史上初めて、アフリカ系アメリカ人を大統領に迎えることになった。このことについて、スパイクはこのように語る。
「映画の中で2人の兵士が、アメリカへの愛国心について議論するシーンがある。デレク(・ルーク)演じるスタンプは『おれは。子供や孫のために戦っているんだ』と言う。そういった長期的な見方が必要なんだ。バッファロー・ソルジャーは、バラク・オバマへとつながっていった進化の一部だよ。

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