2020年1月25日 16:30
『ロニートとエスティ』『若草物語』など女性の選択と自立を描いた“いま観るべき”良作4選
レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスが共演する『ロニートとエスティ彼女たちの選択』は、家族や信仰、愛を捨てて故郷を去ったロニートと、故郷に留まるしかなかったエスティという対照的な2人が、“本当の自分”を取り戻すために、これまでの生き方に思いを馳せながら人生をかけた“選択”へと踏み出していく姿が描かれる。
様々な苦難を乗り越えながら、自ら道を選び、自立していく女性を描いた作品は、いまを生きる私たちが観るべき良作ばかり。今回、過去作から最新映画まで4作品をピックアップした。
1600キロを単独踏破した女性の実話『わたしに会うまでの1600キロ』(2014)
人生の再出発をかけ1600キロに及ぶパシフィック・クレスト・トレイルを踏破した実在の女性シェリル・ストレイドの自叙伝を、オスカー女優のリース・ウィザースプーンが製作・主演、『ダラス・バイヤーズクラブ』「ビッグ・リトル・ライズ」のジャン=マルク・バレ監督が映画化。第87回アカデミー賞ではリースが主演女優賞に、母役のローラ・ダーンが助演女優賞にノミネートされた。
母の死に耐え切れず、優しい夫を裏切り、ドラッグと男に溺れて結婚生活を破綻させたシェリルは、母が誇りに思ってくれていた自分を取り戻し、人生を一からやり直すために1600キロ踏破の旅に出る。