くらし情報『“おうち時間”のあるいまのうちに!他の映画&ドラマがもっと楽しくなる必見海ドラ6選』

2020年4月12日 12:00

“おうち時間”のあるいまのうちに!他の映画&ドラマがもっと楽しくなる必見海ドラ6選

オープニングに登場する女性たちの顔も実際の囚人たちだ。

刑務所は“外”とは真逆で、アフリカ系とヒスパニック系が二大勢力となっており(つまり犯罪に関わる率が高い)、白人は少数派、アジア系はさらに少数派で、主人公パイパー(テイラー・シリング)のように裕福で、若気の至りで来ちゃった(?)オレンジの囚人服の新入りは、とりわけ厳しい洗礼を受ける。

舞台が刑務所だけに、罪を犯した女性たちの言動は一見、露骨で卑猥だが、ひとりひとりが誰かの娘や母であり、誰かの愛する人であり、そんな彼女たちの過去を1エピソード~数エピソードを使って綿密に紡ぎ出していく。彼女たちがそれぞれの罪と向き合いながら、なぜ刑務所にいるのか、なぜそんな言動をするのか明らかになると、いつのまにか自分の知り合いのような気持ちになり彼女たちを見守りたくなってしまう。苦手だったはずのキャラクターに感情移入してしまうこともしばしばで、推しキャラや推しカプ(カップル)も生まれる。

過激な笑いの中に映し出される、彼女たちの人生やアメリカ社会の縮図は身につまされるばかり。人種、格差、ジェンダー、体形などあらゆる差別を浮き彫りにしつつ、看守側の問題や刑務所の経営難、麻薬取引、#MeToo、移民問題、精神疾患、出所後の社会復帰など、描かれるテーマは多岐にわたり、最後の最後まで盛りだくさん。

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