クリストファー・ノーラン監督、祝・誕生日!その唯一無二のスタイルに迫る
の“復讐”を“記憶”の追及というギミックを用いて描いた。
また、いまなお根強い人気を誇る『インセプション』ではディカプリオ演じる主人公ドム・コブが夢の中に潜入するという奇抜な設定の中、妻のモルとの“愛”の描写を何でもありの“夢”というギミックで描き、第83回アカデミー賞で作品賞をはじめとした8部門ノミネート、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞の4部門を受賞。
アカデミー賞俳優マシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイの競演が話題を呼び、寿命の尽きかけていた地球から移住可能な惑星を探すというミッションの途中で5次元空間に迷い込んでしまう、という誰も観たことのない世界を見事に表現しながら、地球に残した“家族との愛”を“5次元”というギミックを用いて壮大なスケールで描き賞賛された。
常に、誰も思いつかないような発想と驚異のビジュアルセンスで世界中に驚きと感動を与え続けてきたノーラン監督だが、『TENET テネット』で選んだギミックは“時間”。公開されている予告編でも人類がずっと信じ続けてきた現在から未来に進む〈時間のルール〉を覆す描写が盛り込まれ、新たな体験をさせてくれるという期待が高まっている。