斎藤工、アフターコロナは「キスをする映画の価値が変わってくる」
と監督。「世界中が同じような状況なので、みんな繋がっているなと感じました。新しいアプローチではあるけれども真利子監督の作品になっているねと言っていただけるとこのようなやり方もあるんだなと自分でも発見になりました」と、コロナ禍での発見をふり返っている。
「役者として不思議な体験でした」という内田さんは「完成した作品をみると、それぞれが知らない人たちでありながら違う日常だけれど、各国のパートパートでバトンを渡しているような感覚」だったと本作について語っている。
『デリバリー2020』より中野量太監督、渡辺真起子、青木柚
「この状況で言い溜まっているものが、怒りだったり、閉塞的な感情が溜まっていたりしたので普段の食卓、家族、誕生日会という日常がコロナ禍というバックグランウンドでこれだけ変わるというのを描きたかった」と中野監督。「今回は『家族にみえる』という演出は難しかったので、脚本にその想いを込めました」と言う。
すると渡辺さんは「中野節ここにありという作品になっていると思います。物語には素直に入っていったけど出来上がりが想像し辛かったけど、監督が脚本に自信満々なので、安心して臨みました」