父と息子が本当の親子関係を築いていく…『靴ひも』に著名人がコメント
山本純一郎(「発達障害を一緒に語る会」主宰/「マイノリティ先生」講師)
◆初めて靴ひもつきの上履きを履かされた小4の始業式。
結べなくて泣きべそを掻いた日のことを思い出す。僕を叱責するばかりの先生と、隣で不思議そうに僕を見つめていた転校生の女の子。初めて好きになったのも、その子でした。そんな僕はガディそのものだった。
◆なかなか友達ができなかった学生時代。初めて仲良くなってくれたのは、クラスメイトではなく、バイト先の仲間だった。なぜか接客をさせてもらえず、「君に皿洗いをさせたら世界一だ」と店長におだてられ、皿ばかり洗っていた。
かなわぬ恋をしては周りを笑わせる、そんな僕はガディそのものだった。
小栗謙一(映画監督/ドキュメンタリー映画『Challenged チャレンジド』)
小さい頃、誰かに結んでもらっていた「靴ひも」
私たちはいつ結べるようになったのだろう。
知的発達障がいのある人が、自分の手で「靴ひも」を結べた日
それは、自立できた証の記念日なのだ。
『靴ひも』は10月17日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
(cinemacafe.net)
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