多部未華子「いまだにどういう方なのか」青山真治監督との初タッグを述懐『空に住む』完成披露
岩田さんは、自身の役柄について「脚本を読んだ時から『変な人だな』って思いました」「共通部分があると言いたくない役。ひどい奴だな…と思いながら読んでました(笑)」と難役に苦労した模様。
「青山監督とクランクイン前にあったとき、お花を持ってきてて、いきなり『食べれそうな花ある?』と聞かれたんです(笑)。確かに脚本のト書きに『生きている花をちぎって食べる』とあったんで、どう表現するのかなと思ってたんですが、本当に花を食べるシーンが成立するとは…。見たことのないシーンになりました」と貴重な経験を楽しんだよう。
もうひとり、出演シーンはワンシーンながらも重要な役割を果たしているのが、永瀬さんが演じたペット葬儀屋の男性。永瀬さんは、原作者の小竹さんとは数十年来の友人であり、物語の中に書かれている、実際に小竹さんが体験した事柄を間近で見ていたそうで「(小竹さんの)猫にも会ってますし、タワーマンションにも行ってるし、(猫をなくす)喪失感も直に見ています。そういう意味で、ワンシーンしか出てないけど、僕にとって特別な映画になりました」と感慨深げ。
また、直実の勤める出版社の代表を演じるのは、作家の岩下尚史。