「愛の不時着」「梨泰院クラス」『パラサイト』…2020年一大ブームの韓国映画&ドラマを振り返り
そんな中、“これぞ韓国映画”というようなバイオレンスやアクションばかりではなく、本国で活躍目覚ましい女性監督の作品が日本でも高い評価を得た。キム・ドヨン監督『82年生まれ、キム・ジヨン』は原作小説と併せて大きな注目を集めたし、ジヨンの中学時代に当たる90年代半ばを舞台にしたキム・ボラ監督『はちどり』を年間ベスト映画の1本に加える人は多いだろう。
ソル・ギョング×チョン・ドヨンでセウォル号沈没事故を描いたイ・ジョンオン監督『君の誕生日』も現在公開中。また、『あゝ、荒野』ヤン・イクチュンの新たな一面を引き出したキム・ヤンヒ監督『詩人の恋』、『タクシー運転手 約束は海を越えて』の脚本家オム・ユナの初監督作『マルモイことばあつめ』といった珠玉作も光った。
なお、Netflixで配信されている映画も秀作ぞろいだ。イ・ジェフンやチェ・ウシクなど若手スター共演の『狩りの時間』、コロナ禍のステイホームを予見したかのような『#生きている』、幾重にもひねりの利いた新感覚スリラー『ザ・コール』も早速SNSを賑わせている。
来たる2021年は、1月1日早々からファン待望の続編『新感染半島 ファイナル・ステージ』が公開!この熱狂はいっそう高まっていきそうだ。