『ミセス・ノイズィ』篠原ゆき子「本当に怖かった」!? “隣人”大高洋子は「魂で演じられる方」
と知られざる舞台裏を告白。布団タタキ場面にも秘話があり、「撮影時に肩を壊していて、バンバンやった後は整体に行って治療してもらってました。メンテナンスをしながら、思い切り振りかぶりました」と大高さんが明かす。劇中では犬猿の仲になる2人だが、篠原さんは「喧嘩をしている間柄でしたが、大高さんとは同志」と話すと、大高さんも「もはや戦友ですね!」と深い絆をうかがわせた。
天野監督も「キャスティングが決まった段階でのリハーサルの時点で、二人の喧嘩は面白かった。それを観たときに『この二人ならば面白い映画になる』と確信を持ちました。撮影でも実際に二人ならではのグルーヴ感があった。喧嘩のシーンでは、アドリブによって二人のキャラクターがより肉付けされて深まっていくのを感じました」と太鼓判を押す。
「立場や視点が違えば、一つの物事もガラリと違って見える」
真紀の娘を演じたのは、いま最も引っ張りだこの人気子役・新津ちせ。篠原さんは「役者として肝が据わっているし、強い意志も感じる。同時に子供らしさも持ち合わせている。そのバランスが素晴らしい。私にもすぐに懐いてくれました」と天才ぶりに目を細める。
公開前から上映劇場館が増えるなど、評価も評判も高い本作。