くらし情報『【インタビュー】アナ・ジラルド、いま分からなくても「そのうち意味に気づく」『パリのどこかで、あなたと』』

【インタビュー】アナ・ジラルド、いま分からなくても「そのうち意味に気づく」『パリのどこかで、あなたと』

なので現場の雰囲気はとても良かったです。

スタジオでの撮影ならではのおかしな点もあって。例えばメラニーが妹に手を振るシーンは、妹の乗った列車がアパートの前を通過して行くんですが、スタジオなので列車の代わりにスタッフが前を歩いて横切っていて、それを見ながらアナが手を振るんです。シリアスな演技をしないといけないシーンなのに、みんな大笑いしそうになってました(笑)

――本作の舞台、パリとはどんな街ですか?

クラピッシュ監督:パリは変化し続ける街で、そこが好きです。パリの「変化」には2つあります。パリは色んなカルティエ、地区がある都市で、東京も似たところがありますが、銀座、表参道、渋谷、みんな違いますよね。パリも、サン=ジェルマン、モンパルナス、モンマルトル、アナや私が住んでいる11区も、それぞれ別の都市かというくらい、全く異なります。そういうパリの中での変化が好きです。
私が16区やシャンゼリゼに行けば、うちの近所とは別の国に行くくらい違って、旅しているような気分です。

もう一つの変化は時間によるものです。
変わらない部分は心地よいですが、それでも街は変わっていきます。ルーブル美術館やオスマン様式の建物などずっとそこにある建築物とは裏腹に、人々の生活は変化していきます。

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