スパイク・リーが放つブロードウェイ・ショーを劇場で『アメリカン・ユートピア』公開
(ヴァラエティ)、「このジャンルの最高傑作の1本」(インディワイアー)、「圧倒的な傑作」(ローリング・ストーン誌)など絶賛の声が寄せられ、ローリング・ストーン誌は20年度のベスト映画の第3位に選出している。
魅惑のショー、その全容は
冒頭、プラスティックの脳を持ったバーンが登場し、人間の脳の進化について語り始める。「人間の脳は成長と共に衰えていく」。そんな衝撃な研究結果について話を始めるバーン。今回のショーを通じて、彼は現代のさまざまな問題について問いかける。コミュニケーションの大切さ、選挙の重要性、人種問題......。混迷の時代を生きる現代人の意識をゆさぶる物語が語られていく。
今回の舞台でバーンは意識的に何もない空間を選び、マイクやドラムセットもなくし、新たな仲間である11人のミュージシャンやダンサーと舞台の上を縦横無尽に動きまわる。
パントマイムや前衛パフォーマンスの要素も取り入れた斬新な振り付けを担当したのは、過去にもバーンの舞台も手がけたアニー・B・パーソン。プロダクション・コンサルタントもバーン一家のアレックス・ティムバースが担当した。
現代アメリカが熱狂!舞台から発信するメッセージ
舞台に立った11人の仲間はさまざまな国籍を持っている。