長澤まさみ、16年を経て得た役者としての凄みと説得力
「直美ちゃんが立派な大人になって」と感慨深くなる視聴者も少なくないが、桜木と水野は令和の時代の高校生にどう立ち向かっていくのか。「半沢直樹」テイストが若干加味された中、これからが見逃せない。
第1話から世界トレンド1位!令和の生徒たちにも注目
「本当に長く愛されている作品で『好きだった!』と今でも言われることが多く、前作から16年も経っていたという実感が私自身あまりありませんでした」とコメントしていた長澤さん。
前作に出演した2005年は、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多くの映画賞を受賞し、一躍脚光を浴びた直後のこと。それ以降も一線で活躍してきた長澤さんは、『海街diary』でカンヌの地も踏み、台湾や中国の作品にも出演、第22回上海国際映画祭に登場した際には現地のSNSでトレンド入りしたという。
『キングダム』(19)で2度目の日本アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝き、続く今年は『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』(ともに20)の2作品で同・優秀主演女優賞にノミネート、毒親といえる母親役を熱演した前者で初の最優秀主演女優賞を獲得する。