平手友梨奈“ヒナコ”の絶叫響く…“ファブル”岡田准一を変えた再会とは?『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』最新映像
敵役が面白いからこそ映画として成立するお話」と語っている岡田さん。本作より登場する最狂の敵・宇津帆(堤真一)は、表向きでは子どもたちを危険から守るNPO団体の代表として活動しているが、裏では緻密な計画で若者を殺す残虐な男。
凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)とともに、ある理由からファブルへの“復讐”に燃えている。平気で人を騙す悪人ではあるが、実は宇津帆にも彼なりの正義があり、その人間らしい部分が観客の心を揺さぶる。
堤さんも「悪党を演じよう、という気持ちではなかったです。表の顔、裏の顔と分けて考えるのはやめようと思い、表の顔は宇津帆の正義といいますか、そんなに悪いことではない、もしかしたら正しいことをしているのでは、という思いがベースにありました」と語っており、原作者の南勝久も「原作よりも、さらに人間味が溢れていた」と讃えている。ただの単純な悪役ではない彼の思いにも注目してほしい。
(3)ヒナコの壮絶な過去、それでも前を向く姿に心打たれる
4年前のある事件で足を悪くし、歩けなくなってしまった少女・ヒナコは、同時に両親をも殺害されるという壮絶な過去を抱える。
その後、宇津帆に引き取られ“復讐”だけを生きがいに過ごしていたが、公園でリハビリをしていた際に「歩けるようになる…」