『銀河ヒッチハイク・ガイド』『ギャラクシー・クエスト』… 驚きが詰まった宝箱のようなSF映画
2021年の新作では、話の複雑さから映像化困難とされ、何度も作家たちに挑まれてきた『DUNE/デューン 砂の惑星』が気になるところだ。個人的には、デヴィッド・リンチ版、スティング出演作がなじみ深いが、新作ではティモシー・シャラメの演技に注目したい。マーベルの最強ヒーローチームの活躍を描く『エターナルズ』も、絶対に楽しめるはずという安心感と、期待を上回ってくれるはずというワクワク感で待ちきれない。監督は、マンガをはじめ日本文化をこよなく愛するクロエ・ジャオ。『ノマドランド』で米アカデミー賞監督賞を受賞した、クロエ・ジャオ監督がどう撮るかに注目が集まっている。
映画好きがSF作品から目が離せないのは、人間の想像力、夢、希望がたっぷり詰まっているから。SF映画は、今も昔も驚きが詰まった宝箱なのだ。
(text:June Makiguchi)
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