2021年10月29日 07:45
【インタビュー】橋本愛が語る日本映画の今と未来「心や感性を育てることが大きな役目」
くらいからでしょうか?
確かその頃だと思います。出演作が2・3年連続で映画祭に出品されて嬉しいな、ありがたいなと思いながらも、それまではそこまで足を運んではいなかったんです。そういった出来事があって自分の中で存在感が増していき、色々な海外の作品を調べていくうちに、スケジュールが合えば通い詰めるようになりました。出る側としてもそうですが、観る側としても楽しんでいます。
――東京国際映画祭で過去に出合った作品のなかで、特に印象に残っているものはありますか?
第30回(2017年)の特別招待作品だった『エンドレス・ポエトリー』ですね。人生を救われたような大きな体験だったので、すごく覚えています。東京国際映画祭でやっていなかったら観に行っていたかも怪しかったので、出合えて本当によかったです。
――大切な作品との出合いの場でもあったのですね。
今回、東京国際映画祭のアンバサダーに就任されて、意気込みはいかがですか?
アンバサダーとしてできることはなんだろうと考えて、面白いこと・大事なところはちゃんと伝えていきたいなと思いつつ、きっと東京国際映画祭自体には、色々な“余白”があるんだろうなと思うんです。