くらし情報『【映画と仕事 vol.15】ラブシーンに臨む俳優の尊厳を守る 日本初の“インティマシー・コーディネーター”浅田智穂が現場にいることの意味』

【映画と仕事 vol.15】ラブシーンに臨む俳優の尊厳を守る 日本初の“インティマシー・コーディネーター”浅田智穂が現場にいることの意味

Photo by cinemacafe.net


都心のタワーマンションの最上階のバスルームでシャワーの水を滴らせながら激しく求め合う男女。Netflixオリジナルドラマ「金魚妻」は、そんな濃厚なラブシーンで幕を開ける。

このシーンをはじめ、本作における性的な描写や激しい露出を伴うセンシティブシーンにおいて “インティマシー・コーディネーター”として、俳優陣をケアする役割を担っていたのが浅田智穂である。

アメリカでは米HBOの「The Deuce」(2017)で初めて採用され、#MeToo運動(※)の広がりもあって、俳優の安全と尊厳を守るためにとハリウッドでも広く導入されるようになったというインティマシー・コーディネーター。日本では現時点で公式に2人しか存在しないインティマシー・コーディネーターのひとりが浅田さんである。

6組の夫婦を軸に、禁断の恋に落ちていく妻たちの姿を赤裸々に描いた「金魚妻」だが、俳優たちが渾身の演技を見せている美しく激しいセンシティブな描写も見どころのひとつである。こうしたシーンの撮影の裏で、浅田さんが果たした役割とは?インティマシー・シーンという仕事の意義、今後の課題なども含め話を聞いた。

※ハリウッドの有名プロデューサーによる長年の性的虐待疑惑の報道に端を発し、それまで沈黙を守ってきた多くの被害女性たちが「#MeToo」

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