山本裕典インタビュー 声を演じた主人公同様、他人に理解されない秘密が…?
今回で言うとダレンになりきって、一緒に成長していくという感じですね。でも、そこから先の表現が、声優に限らずそれぞれで全く違うんです。舞台は生で声を張り上げるものだし、映画は短い時間の中で勝負していく感覚。ドラマになると、もう少し長い期間で撮影の順番があるので、ある意味、計算をして芝居を作っていく。今回は台本を持って演技するわけで、テクニックの面でもだいぶ違いました」。
物語は、親友を救うために半分人間で半分バンパイアの“ハーフ・バンパイア”となったダレンが、サーカス団の中で成長していく姿が描かれ、命を救ったはずの親友が、やがてライバルとなって彼の前に立ちはだかり、2人は宿命とも言える戦いへと巻き込まれていく――。ファンタジーとしては“かわいらしい”というよりも“奇妙さ”や“ダークっぷり”が不思議な魅力を醸し出している作品。山本さんの感想を尋ねると「かなり好きな物語の展開です!」と声を弾ませる。
「まず、親友がライバルとなるという流れがたまらない!僕、そういう展開大好きなんですよ、(漫画の)『NARUTO』とかね。ダーク・ファンタジーも好きです。“フリーク”たちが一人ずつ登場する場面は、かなり楽しんで観てました。