くらし情報『フレンチコメディの傑作を特集上映「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」12月開催決定』

2022年10月14日 21:00

フレンチコメディの傑作を特集上映「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」12月開催決定

権利問題が理由で長く劇場で上映されず、またソフト化もされていなかったが、ジャン=リュック・ゴダールやレオス・カラックス、ミシェル・ゴンドリー、デヴィッド・リンチなどの映画人を含む5万人以上の人々が署名活動に協力し、2010年に監督作品の上映権が復活。エテックス監修のもとデジタル修復を施された作品は、世界各国で再び上映することが可能となり、この10年でエテックスの再評価は格段に進んだ。

今回の特集では、ルイ・デリュック賞を受賞した初長編『恋する男』、トリュフォーが絶賛し、ゴダールがその年のベストテンに選出した代表作『ヨーヨー』、混沌と不条理に満ちた4編のオムニバス『健康でさえあれば』、中年男性の恋と妄想を夢幻的に描く初のカラー長編『大恋愛』の長編4作品と、『破局』、アカデミー賞受賞作『幸福な結婚記念日』、『絶好調』の短編3作品の計7作品が一挙公開。『恋する男』を除く6作品が、このたび劇場正式初公開となる。

また、作家/クリエイターのいとうせいこう氏からは、「ジャック・タチを愛し、おかげでゴダールやカラックスやデヴィッド・リンチに愛される。そんな運命ありかよ、ピエール・エテックス!作品は確かにタチ・タッチを引き継ぎながらも、タチの冷たい狂気からは逃れていて、その『モテ』感にほっこり」

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