くらし情報『『ボックス!』市原隼人×高良健吾 熱く、鋭く…交錯する2つの才能』

2010年5月14日 19:19

『ボックス!』市原隼人×高良健吾 熱く、鋭く…交錯する2つの才能

そこで「さあどうする?」ってなったときに傍らにユウキがいてくれる。それに最後の方で、もうひとり、大事な人がすごく素敵な言葉を掛けてくれるところがあるんです。

作品やカブの存在が“愛おしい”という言葉がぴったりの表情で語る市原さん。カブというキャラクターをどのように捉えたのか?

市原:ボクシングの中で生きているカブが少し切なくも見えて…。笑ってる表情からさえも切なさを感じて、やんちゃだけど愛くるしくて、何となく共感できました。「おれにはこれしかない」っていうところがね。自分と重なるところですか?寂しがり屋の単独行動好きなところ(笑)?不器用だからこそ、余計に頑張る姿が印象的です。

一方の高良さんは「最初に脚本を読んで、一番共感したのはカブだったんです。
好きになっちゃったんですよ」と明かす。その上で、ユウキに対する思いをこう語る。

高良:自分の中で、ユウキを好きになったのがロッカールームで「やっぱり僕はNo.2です。カブちゃんがNo.1です」と言うところ。2人とも、最初は受け入れられないんですよ、勝敗や恥やコンプレックスを。でも、徐々にそれを受け入れ、乗り越えて…この言葉に行き着く。

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