くらし情報『ジャン=リュック・ゴダール映画祭開催、『小さな兵隊』『マリア』など全9作追悼上映』

2023年3月28日 18:15

ジャン=リュック・ゴダール映画祭開催、『小さな兵隊』『マリア』など全9作追悼上映

時や国を超えて多くの映画作家に影響を与え、観客を驚かせてきたゴダールは何が革新的だったのか。何が称賛され、何が人々を熱狂させたのか。彼のいない映画はどうなっていくのか。“映画”を見つめる機会となりそうだ。

『小さな兵隊』1960年
ジャン=リュック・ゴダール映画祭開催、『小さな兵隊』『マリア』など全9作追悼上映

極右のOAS(秘密軍事組織)およびこれと対立する組織FLN(アルジェリア民族解放戦線)の間で翻弄される男女のスパイを描いた長編第2作。60年に完成していたが、アルジェリア戦争を主題とし、両組織による拷問を批判的に描いたことで63年まで公開されなかったいわくつきの作品。アンナ・カリーナが初めて出演したゴダール映画で、2人は本作完成後に結婚した。


『カラビニエ』1963年
ジャン=リュック・ゴダール映画祭開催、『小さな兵隊』『マリア』など全9作追悼上映

題名は「歩兵たち」の意。イタリア人作家ヨッポロの同名舞台劇に基づく寓話的反戦・反帝国主義風刺劇。前年に同劇を演出したロッセリーニが、脚本家の1人として名を連ねている。架空の国の貧しく学のない若者2人が、世界の富をわがものにできるとの甘言に釣られて「王様」からの徴兵に応じ出征、破壊と略奪の限りを尽くすが…。作品はジャン・ヴィゴに捧げられている。

『はなればなれに』1964年
ジャン=リュック・ゴダール映画祭開催、『小さな兵隊』『マリア』など全9作追悼上映

先頃邦訳が刊行されたアメリカ人作家ヒッチェンズの小説に基づく作品。

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