くらし情報『【シネマモード】この人に会いたい!『パリ20区、僕たちのクラス』L・カンテ監督』

2010年6月14日 17:22

【シネマモード】この人に会いたい!『パリ20区、僕たちのクラス』L・カンテ監督

そして、子供たちが自分自身で考えることを学ぶ場だとも思っています。その学校がどのように機能しているのか見てみたいという興味、好奇心もありました。実は学校というところは、教師、生徒以外の人には、秘密の場でもありますからね。ティーンエイジャーの持つエネルギーや、軽蔑的に見られている彼らの姿を別の視点から提示するということも、やりたいと考えていたんです」。

舞台は20区。監督は、この場所を舞台としたことにも大きな意味を込めたと言います。
「やはり20区は、多様性が如実に出ている場所です。パリには優秀な生徒が集まるシックな学校もありますし、郊外には貧困層しかいない場所もあります。
そういった場所では、混成というものがありません。その点、20区には、社会階級、民族といった違いが残っています。そういう意味でここを選びました」。

それにしても、先生と生徒のやり取りは、あまりにリアル。ついドキュメンタリーだと思い込んでしまう人も多いはず。いま、ドキュメンタリーの人気も定着していますが、この作品を観ているとフィクションだから表現できる真実というものがあるのだと感じることができます。そこで、監督があえてフィクションにこだわっている理由を聞いてみました。

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