2024年1月13日 13:30
【レビュー】マーベル新戦略は吉と出た!ドラマ「エコー」は「マーベル・スポットライト」の光だ
1月10日よりディズニープラスで全5話一挙配信された「エコー」が予想外の面白さで、テレビ画面にかじりつき、久々に一気見してしまった。
正直なところ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後はスーパーヒーローものに食傷気味になっていき、MCUの一連のドラマ作品に関しては、今後の作品で前後の展開が分からなくならないよう“修行”しているような心境で再生していた。映画やドラマ鑑賞というのは、本来なら余暇のご褒美的な存在なのにおかしな話である。しかし今回の「エコー」は、今までMCUを追ってきた甲斐があったことを感じると共に、久々に今後のMCUの展開にもワクワクさせられた。つまり私は、マーベルが打ち出した新たな戦略にまんまとハマったのである。
昨年11月、「マーベル・スポットライト」が展開されていくことが公式より発表された。プロデューサーのブラッド・ウィンダーバウム曰く、同プロジェクトは「より地に足の着いた、キャラクター主導のストーリーをスクリーンに届けるためのプラットフォーム」。名称は1971年から1981年にかけて出版されたコミックアンソロジーシリーズに由来しており、これまでのMCUのような予習・復習を必要としないものになるという。