くらし情報『【レビュー】マーベル新戦略は吉と出た!ドラマ「エコー」は「マーベル・スポットライト」の光だ』

2024年1月13日 13:30

【レビュー】マーベル新戦略は吉と出た!ドラマ「エコー」は「マーベル・スポットライト」の光だ

からは見えないものなのかもしれない。そんなスピリチュアルな事象について想像を膨らませることができ、これまでのドラマよりも身近な物語に感じさせた。

「世界や宇宙を救う!」と大風呂敷を広げず、マヤと血縁家族、マヤとキングピンの関係性に焦点を絞っていたのも功を成している。キングピンはマヤが父を亡くして荒れていた頃、自身の父も12歳の頃に殺されたと話し、「怒りの感情を建設的に使えるように仕事を」と、マヤに居場所と目的を与える。だが実際は心理的に操っており、2人の間には常に暴力が介在していた。幼少期のエピソードが対照的で、マヤが鳥をパチンコで撃ち落とした際に母タロアは優しくマヤを注意した上で鳥の治癒にあたる。一方キングピンは、聴覚障害が原因でマヤを冷たくあしらったアイスクリーム屋のおやじをボコボコに懲らしめる。どちらもマヤへの愛情が根底にある行動だが、キングピンは「暴力こそ答えである」と歪んだ考え方をマヤに植え付けていた。
マヤが無自覚なうちに有毒な環境下に置かれ、その洗脳が解けていく過程や、その上で彼女が出した“答え”に心を揺さぶられる。

【レビュー】マーベル新戦略は吉と出た!ドラマ「エコー」は「マーベル・スポットライト」の光だ

また、物語を支えるアクションシーンも素晴らしかった。

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