くらし情報『映画『梟ーフクロウー』時代も国も超える超感覚スリラー…常闇に紛れる真実を見逃さないで』

2024年2月12日 13:00

映画『梟ーフクロウー』時代も国も超える超感覚スリラー…常闇に紛れる真実を見逃さないで

Photo by cinemacafe.net


劇場で五感を研ぎ澄ませながら観てこそ、その醍醐味を堪能できる韓国映画が登場した。大ヒット作『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』など確かな演技力で知られるリュ・ジュンヨルとユ・ヘジンを迎えたアン・テジン監督の長編デビュー作、2023年韓国国内映画賞で25冠の最多受賞を達成した『梟ーフクロウー』だ。

朝鮮王朝時代の記録物<仁祖実録>(1645年)に記された、たった数行の史実に、韓国エンタメが得意とする斬新なイマジネーションを加えた<全感覚麻痺>のサスペンス・スリラー。この映画体験は、スクリーンで繰り広げられる緊迫の瞬間に刮目し、耳を澄ませ、想像力を働かせて楽しむもの。鑑賞後には心地の良い疲労感、充足感が味わえる作品となっている。


王子の最期を目撃したのは…
盲目の鍼医


映画『梟ーフクロウー』時代も国も超える超感覚スリラー…常闇に紛れる真実を見逃さないで

“朝鮮に戻った王の子は、ほどなくして病にかかり、命を落とした。
彼の全身は黒く変色し、目や耳、鼻や口など七つの穴から鮮血を流し、さながら薬物中毒死のようであった。”

<仁祖実録>にこう記された史実から生まれた本作。舞台となるのは、朝鮮王朝の第16代国王・仁祖(インジョ)の時代。当時の中国・清で人質となっていた仁祖の長男・昭顕(ソヒョン)

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