くらし情報『映画『オッペンハイマー』戦争終結の立役者が赤狩りに…天才科学者が生きた激動の時代とは?』

2024年3月31日 11:00

映画『オッペンハイマー』戦争終結の立役者が赤狩りに…天才科学者が生きた激動の時代とは?

Photo by cinemacafe.net


「映画という表現の一つの到達点。クリストファー・ノーラン監督と同じ時代に生まれて本当に幸運だ」「21世紀最高の映画の一つ」「1秒も飽きさせない」など、ついに迎えた日本公開に反響の声が上がっているクリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』。

キリアン・マーフィー演じるJ・ロバート・オッペンハイマーと多くの科学者や友人、軍人、政治家などがさまざまな時系列で関わり合っていく本作で、原子爆弾を創造し世界の在り方を変えてしまった天才科学者が翻弄された激動の時代に迫った。

オッペンハイマーが生きた時代の背景

世界大恐慌とファシズム
オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)がカリフォルニア州立大学バークレー校で教鞭をとり始めたのは1929年。そのころ、株価暴落を発端にアメリカ史上最大の経済恐慌に陥り、世界に広がる。

一方で、戦闘機や戦車、毒ガスなど新兵器の開発が進んだ第一次世界大戦(1914-1918)に敗戦後、困窮するドイツにヒトラー率いるナチスが現れる。

核開発競争
第二次世界大戦(1939-1945)が始まり、ナチスに先行して原子爆弾開発をすすめる「マンハッタン計画」にて1945年7月16日、人類史上初の核実験「トリニティ実験」

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