2010年9月27日 15:31
『シングルマン』コリン・ファースにトロントで新たな注目! 日本との意外な繋がりも
(Photo:cinemacafe.net)
カリスマファッションデザイナー、トム・フォードの初監督作として注目を浴びている『シングルマン』が日本でもまもなく公開となるが、本作に主演しアカデミー賞主演男優賞にもノミネートされたコリン・ファースに新たに熱い注目が集まっている。
つい先日、閉幕したトロント国際映画祭にて、最高賞に相当する観客賞に『The King’s Speech』(原題)が選ばれたが、コリンは本作に主演。物語は戦時下のイギリス国民を励ますため、吃音症の克服に取り組む姿を描いており、コリンは兄の退位により即位することになった国王・ジョージ6世を好演している。トロント国際映画祭では他の国際映画祭のように審査員による賞の選出は行われないものの、ここでの評価は今後の賞レースに大きな影響を与えるとも言われており、昨年の観客賞を受賞した『プレシャス』は最終的にオスカーでは助演女優賞(モニーク)と脚色賞を受賞している。この点から見ても、早くもコリンの2年連続オスカーノミネートおよび悲願の受賞を期待する声も!
コリンと言えば2枚目役も含め、数々の役柄をこなしてきたイギリスの正統派俳優。『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズに『ラブ・アクチュアリー』、『マンマミーア!』と話題作で存在感を示し、日本でも映画ファンの間で高い人気を誇る。