ソン・ジュンギ「ヴィンチェンツォ」から『このろくでもない世界で』まで、その挑戦は止まらない
この年の韓国ドラマで最高視聴率1位の26.9%を記録した。
韓国トップの財閥グループ「スニャン」のリスク管理を担当する秘書のユン・ヒョンウ(ソン・ジュンギ)が財閥一家の何者かに裏切られ、財閥家の末息子チン・ドジュンに生まれかわって復讐するという下剋上ストーリー。ソン・ジュンギはふたつのキャラクターを横断しつつ、20代の学生役も全く違和感を感じさせずに演じ切っていることが話題となった。
「財閥家の末息子~Reborn Rich~」(C) Chaebol Corp. all rights reserved
続いての作品は、Netflix映画『ロ・ギワン』。NetflixグローバルTOP10映画(非英語)部門で1位を記録した。
生涯最後の希望を抱いてベルギーにやってきた脱北者ロ・ギワン(ソン・ジュンギ)と、生きる理由を失った女性マリ(チェ・ソンウン)。“生きる”ということに対照的な2人だが、暗く厳しい現実を前にしながらも、時を共に過ごすうちにやがて引かれ合うようになるのだが…。
これまでは華やかな役柄のイメージの強かったソン・ジュンギだが、本作ではいつもの輝きを封印して、地位も名誉も何も持たない青年を演じ、またひとつ異なる表情を見せてくれた。