くらし情報『アナ・ケンドリック初監督『アイズ・オン・ユー』にある真実…違和感が恐怖に変わる決定的瞬間をとらえる』

アナ・ケンドリック初監督『アイズ・オン・ユー』にある真実…違和感が恐怖に変わる決定的瞬間をとらえる

アナ・ケンドリック初監督『アイズ・オン・ユー』にある真実…違和感が恐怖に変わる決定的瞬間をとらえる

そして舞台は、くだんの「ザ・デートゲーム」が放送される1978年のハリウッドへ。コロンビア大学で演技を学び、夢を抱いてハリウッドでオーディション中のシェリルに、「ヌードは問題ないね?」とキャスティング・ディレクターが当たり前のように尋ねている。

シェリルが「いいえ、脱ぎません」とキッパリと返すも、その後に彼らが放った台詞は実際に19歳のアナ・ケンドリックがオーディションで言われた言葉だと複数のメディアで語っている。

それだけではない。単なる友人だと思っていた隣人のテリーもずかずかとシェリルのアパートに入り込み、必要のないアドバイスをくれる。そして不意に、その距離を縮めてくる。

そもそも「ザ・デートゲーム」という番組自体がそうだ。1人の独身女性が仕切りを隔てた3人の独身男性に様々な質問をして人となりを知り、最終的に気に入った男性を1人選ぶというルールながら、彼らを“不機嫌にさせない”ことがまず女性側に求められる。


アナ・ケンドリック初監督『アイズ・オン・ユー』にある真実…違和感が恐怖に変わる決定的瞬間をとらえる

司会者のエド・バークも「ステージ上では賢くならなくていい。男たちが怖がる」「君はただ笑っていればいい」とシェリルに釘を刺し、体のラインがわかるような衣装に着替えを命じる。

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