2011年1月26日 14:59
堺雅人、『ツレうつ』で宮崎あおいにおんぶにだっこ宣言! 「安心して不安になれる」
役者というフィルターを通してという意味ではこれ以上ない伴侶だと思います」とニッコリ。宮崎さんも「すごく素敵な夫婦だと思いますし、実際にお2人にお会いしてみてもそう思いました」とうなずき、「もし実際にパートナーがうつになったら?」という問いにも「貂々さんのように『大丈夫だよ』と言って寄り添ってあげられたらと思います」と語った。
通勤ラッシュの電車のシーンの撮影では、実際にうつ病を抱えている方もエキストラで参加していたそう。「どんな人に観てほしいか?」という質問に対し、宮崎さんは、こんなエピソードを紹介。「(撮影中に)女性の方が途中で涙を流されていて、後で『大丈夫ですか?』と聞いたら『1年ぶりにこうやって電車に乗れた』とおっしゃっていた。そういう(うつ病を抱えた)方がたくさんいるということを実感したし、そういう方をサポートされている周囲の人も含めて、観られた後に『よし、やっていこう』と思っていただけたら」と思いを語った。
一方の堺さんは「僕自身はこの映画を“普通の”物語だと思っています。うつを受け入れる――6割ぐらいの満足度でうまくやっていく、ということは実はすごくリアルな夫婦の形であったりするし、“足るを知る”ではないですが、右肩上がりの成長から上げ止まった先進国の経済も同じかもしれない。