2020年2月28日 10:00
役者の岐路 第9回 上白石萌歌、教師の両親からの教え「どの仕事も苦しい」20歳の誓いとは
みんな行き着く先は同じだから、悔いなく自分を捧げることができる仕事と巡り会えるといいね」。すごく、先生っぽい言葉ですね(笑)。心配だから束縛するのではなく、習い事も好きなことをやらせてもらえる環境にいたのは、本当にありがたいことだと思っています。両親も姉にも、感謝しかないです。
――ご家族は最近のご活躍を喜んでいらっしゃるでしょうね。
まだまだですが、これからも少しずつ恩返しをしていけたらと思います。このような写真集はなかなか出せるものではないですし、両親にもですが、今まで支えてくださって応援してくださった方々にも見てもらいたいと思います。
――そろそろお時間です。
最後におうかがいしたいのが、「今年の目標」について。インスタグラムで、「主張と妥協」というテーマを掲げていましたが、どのような思いが込められているのでしょうか?
妥協は悪い意味じゃなくて、「一歩下がって受け入れる」みたいなニュアンスで考えていて。お仕事をする上で、10代は「受け身で頂いたお仕事を一生懸命こなす」みたいな感じでやってきたのですが、20代は「これが私はしたくて、こういうふうに考えています」というのをきちんと提示できるような人になりたくて。