のん、“創作あーちすと”の原動力「夢に対する根拠のない自信と希望」
私が二人姉妹で、いとこが三人きょうだいだったんですけど、お母さんは5人で遊びに行くことをいつも勧めてくれて。そうやって、「子どもたちだけの世界」を作ってくれたので、いつも探検することが楽しかったですし、たくましさも養われました。田んぼに入ったり、山登ったり。自分たちの足でどこへでも行けるワクワクがありました。
――そこから芸能界への憧れが芽生え始めるんですか?
子どもの頃は全然なくて。そもそも、「芸能界」というものを認識していなかったんです、「テレビの中に入りたい」「芸能人になりたい」みたいな願望もなく。私は関西の兵庫県出身で生まれながらのお調子者(笑)。小学生の頃、いとこと友達と3人で、「吉本入る!」「お笑い芸人になる!」と盛り上がってトリオを組んで、コントを作ったこともありました(笑)。
――吉本を目指していたとは(笑)。ということは、「人を楽しませること」がのんさんのルーツになっているんですかね。
そうだと思います。コメディ大好きです。コメディの作品にどんどん出ていきたいと思っているので、今回のオファーもすごくうれしかったです。
●“創作あーちすと”最大の転機とは
――“創作あーちすと”の肩書きは、おそらく世界中でのんさんお一人のものだと思います。