くらし情報『クリエイティビティはどのようにして生まれるのか?』

2014年10月14日 12:03

クリエイティビティはどのようにして生まれるのか?

TIME誌の表紙にローマ法王ベネディクト16世のイラストを載せたことなどは特に有名だ。

Seiler氏の話によると、彼自身は写真などの素材を使うことなく、純粋に手書きのみで作品を作ることにこだわっている"古典的なタイプ"のアーティストであり、最初はデジタルツールを使うことにも抵抗があったという。しかし技術が進歩してデジタルツールでも良い作品が作れるようになったことで、これならば実用に堪えられると判断して導入することになった。とはいえ、決して楽をするためにデジタルを導入したのではなく、イラストを描く手法はそれまで通り筆を使って描くのと変わっていないと強調する。

ではなぜデジタルが良いのだろうか。それは現実の筆や絵の具では簡単ではなかったことを短時間でできてしまうことだという。例えば色を決める場合、何色もの絵の具を混ぜ合わせて試行錯誤しながら最適な色を探す必要があるし、一度作った色と全く同じ色を再現するのも非常に困難だ。このような作業にかける時間をデジタルであれば大幅に短縮できる。
また、絵の具が乾く時間を待つ必要がないので短い時間でたくさんの絵を描くことが可能だ。このことは絵を学ぶ若いアーティストにとっても大きなメリットである。

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