2014年10月20日 08:00
秋の行楽行事や学校イベントを楽しく過ごすための生理対策と必須アイテム
「女子の制服はスカートが多く、どうしても冷えやすいです。『冷え』は血行を妨げて生理痛を招きやすいので、使い捨てカイロやブランケットなどで冷え対策をするとよいですね。普段着でも、おなか周りが冷えないような服装をするようにしましょう」。
血行をよくするため、軽いストレッチなどの運動も有効だという。気分転換にもつながるので、体調が良ければ体育の授業は必ずしも休む必要はないと山岸さんは話す。そのほか、食事をきちんと摂(と)ることも大切だ。
「無理なダイエットなどで必要な栄養が足りないと、血行が悪くなることでさらに冷えやすくなります。一日3食のバランスの良い食事をとることが大切です」。
○場合によっては薬の活用を
我慢のできない痛みや、どうしても行事を休みたくないときには鎮痛薬も有効だ。鎮痛薬は大人向けのものではなく、必ず子どもの年齢に合ったものを選び、痛いからと飲みすぎることがないようにしっかりと指導や管理するように心がけたい。
「小児用の鎮痛薬には、パッケージに飲んだ日を記録するメモなどがついている製品もあります。学校で服用する場合は、保健の先生などに薬を持っていることを伝え、保健室で服用させてもらうようにしてもよいでしょう。