くらし情報『長友佑都の"代役"に収まらない希少価値の左サイドバック・太田宏介の矜持』

2014年11月8日 08:00

長友佑都の"代役"に収まらない希少価値の左サイドバック・太田宏介の矜持

また、相手GKから逃げるようにカーブをかけるレフティーならではの専売特許も持ち合わせることができる。「キックの質」は、右足が利き足の左サイドバックよりも有利になる。

「相手との距離」に関して言えば、ドリブルで縦に攻め上がる場合、左利きの選手は自身の利き足、つまり左タッチライン際にボールを置く。必然的に自分の体の分だけ相手との距離が生じ、ボールを奪われにくくなる。

サイドバックには何よりもまず守備力が求められる。その上で攻撃面における独自の「彩」を上塗りすることのできるレフティーを探していくと、真っ先にたどり着くのが太田となるわけだ。

○「奥の手」アーリークロスの封印が解かれるとき

太田の左足には、代表戦でほとんど披露していない「奥の手」も搭載されている。自分をマークする選手を抜き切る前に、ゴール前へ素早くパスを供給する「アーリークロス」だ。
左サイドから斜めの軌道を描いたボールが相手ゴール前で曲がる、あるいは真っすぐに伸びるなど、自由自在に球筋を操る太田の高度なテクニックがFC東京の名物になって久しい。
例えば太田から右ウイングの本田圭佑(ACミラン)へ、数十メートルに及ぶホットラインを開通させることも可能になる。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.