くらし情報『ソロシネマ宅配便 第8回 “実写化マスター”佐藤健、映画『亜人』での思い切った割り切り』

2020年6月5日 12:00

ソロシネマ宅配便 第8回 “実写化マスター”佐藤健、映画『亜人』での思い切った割り切り

設定だ。亜人だけに見え、体外に放出する黒い粒子の集合体“IBM”は人型となり戦闘も可能である。……これだけの情報でめちゃくちゃ映画化の難易度が高い作品であることが分かる。なぜなら、リアリティがない物語を実写化するわけだから。

これが料理人とかサッカー選手を描いた漫画原作なら、実際に存在する職業なのでモデルも多く実写化の役作りのヒントも多いだろう。だが、亜人は何度でもリセットできるRPGゲーム的なファンタジーの設定なので、実世界に参考になるものがない。もう役者の力量に思いっきり左右される題材だ。ちなみに元広島カープの助っ人4番打者、それはアレンだ。
亜人とアレンは似ているようで全然違う。同じように漫画と映画も全然違う。

基本的に漫画原作の劇場映画は2時間前後にまとめるため、結果的に原作の設定を変えたり、主要キャラを大胆に削りがち。ストーリーが破綻し、ファンの怒りを買い、消化不良の中途半端な映画になってしまうことが多々ある(かと言って、原作に忠実に作っても駄作というケースもあるので難しい)。
○■佐藤健「極論を言うと…」
この難易度の高い『亜人』を実写化するにあたり、主人公の永井を演じた佐藤健は「極論を言うと、僕は“死なない”“リセットで再生する”という設定さえあればよかったんです。

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