くらし情報『コンピュータビジョンのセカイ - 今そこにあるミライ (82) まだまだ使える人が少ない3D点群処理』

2014年11月25日 11:30

コンピュータビジョンのセカイ - 今そこにあるミライ (82) まだまだ使える人が少ない3D点群処理

一方、これまでのKinectなどの安価なデプスセンサーは、すでに本連載でもとりあげてきたように、ディスプレーの前に据え置きで用いる用途が主流でした(もしくは主な想定でした)。それに対して、2015年にGoogleから登場する予定のTangoセンサーを用いたタブレットや、以前本連載でも紹介した「Structure Sensor」など、モバイル向けのデプスセンサーが登場し始めています。今後モバイルでのデプスセンサーの普及も進めば、B2C向けのデプスセンサーのビジネス用途も拡大するはずです。ただし、旧来の計測的な需要を安価なデプスセンサーで置き換える用途はさておき、B2C向けでは点群のビジネス活用例がまだまだ少ないのが現状です。とはいえPoint Cloud Libraryとモバイルデプスセンサーで、参入の敷居が下がる事は確かなので、今後少しずつ3D画像センシングの需要が一般ユーザー向けにも拡大していくと、個人的には思っております。以上で、3D点群編の導入は終わりとします。次回以降、まずは昔から点群処理が応用されている分野での、3D点群処理の応用例を紹介していきます。その後、現在の安価なデプスセンサーを用いた3D点群処理の話へと進んでいきたいと思います。

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