「3年も働きません!」 (7) 嘉島唯さんへのインタビュー(前)「憧れた職種で働けたらどれだけ幸せだろう」
――辛いご経験があったんですね……。人間関係はどうでしたか
教育係になった先輩社員(10歳年上の男性)から嫌われてしまい、これが一番大変でした。
ある仕事のやり方がわからず質問をすると逆に仕事を頼まれて、業務が増えることもしばしば。朝、会社に行って昨日までの営業実績を見ると、担当分が無断で増えており、黒字だったのに赤字になってしまったり……。
一番びっくりしたのはクライアント様の前で「死ねばいいのに」と言われたことです。本人は軽い気持ちで発言したと思うんですけれど、実際に言われると結構な衝撃なんですよね(笑)。
――とんでもない人ですね! その先輩以外に予想しなかったことやイメージとのギャップを感じたことはありましたか
激務なことは理解していたものの、新しいイメージがあった企業なのに、古い体質が残っており、苦心しました。私は黒い服をよく着ているのですが、パステルカラーの服を着たほうがいいと言われたこともありました。
これにもびっくりしましたね。女は女らしく、と言いますか。
――お辞めになる決意に至ったきっかけはありましたか
転職活動をしている際に、「会社は辞めましたか?」と聞かれることが多く、その度に後ろめたい気持ちが芽生えていたんです。