くらし情報『2014年を代表する楽曲『Let It Go』は『世界に一つだけの花』の子孫? - 紅白歌合戦は「上から目線」で歌詞を楽しめ!』

2014年を代表する楽曲『Let It Go』は『世界に一つだけの花』の子孫? - 紅白歌合戦は「上から目線」で歌詞を楽しめ!

なんともエネルギッシュだ。

こうして見てみると、男性が単純な「好き」という歌であるのに対して、女性の方が表現のバラエティに富んでいることが分かる。当時の女性の恋愛に対する関心の高さや恋に注ぐエネルギーの多さがうかがえる。

○ジャニーズにまで及んだ「応援歌」系の勢い

では2014年に視点を移してみよう。ラブソングが減ったかわりに近年急増しているのが「応援歌系」だ。

この系統の隆盛は『世界に一つだけの花』(2003年)以来の潮流だと考えられるが、今年はなんといってもMay.Jの『Let It Go~ありのままで~』がその筆頭に挙げられる。大ヒットを記録した映画『アナと雪の女王』の主題歌として、“ありのままの~”というフレーズは毎日のようにTVやネットで流された。“ありのままの自分”を肯定しようとするこの歌は、“特別なオンリー・ワン”を目指した『世界に一つだけの花』の、いわば直系にあたる応援歌といえるだろう。


「応援歌系」急増の勢いはジャニーズにまで及んでいる。ジャニーズ勢最若手のsexy zoneは『男 never give up』において“夢諦めんなよ”、“おまえらしくススメ”、“すべてにチャレンジ”と、これでもかというくらいに元気づけようとしてくれる。

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