くらし情報『SFアニメで"宇宙"を夢見た少年が見た地球 - JAXAの宇宙飛行士・星出彰彦氏が伝える宇宙の魅力とSFの役割「楽しさ、そして難しさ」』

2014年12月27日 11:30

SFアニメで"宇宙"を夢見た少年が見た地球 - JAXAの宇宙飛行士・星出彰彦氏が伝える宇宙の魅力とSFの役割「楽しさ、そして難しさ」

○現実の延長線上にある宇宙の魅力

今年7月、星出氏は第18回NASA極限環境ミッション運用(NASA Extreme Environment Mission Operations=NEEMO18)訓練に参加した。星出氏を含む4名の宇宙飛行士と2名の技術者が、フロリダの沖合約10km、水深20mに設置されている海底研究室「アクエリアス」に9日間滞在し、ISSでの活動や今後の小惑星探査などに向けたさまざまな船外活動やハードウェアの検証、施設内での科学実験などをこなすというものだ。星出氏はこの訓練でコマンダー(船長)の役割を担った。

ミッション期間中に現地からの中継で行われた記者会見において、星出氏はコマンダーとしてミッション遂行中の安全面、そして「うまく生活できる、作業できる環境を整える」ことに最も気を配っていると語っていた。一般の感覚では、海中といっても地球上の訓練であり、無事に終わるのが普通だと思うかもしれないが、そうではない。どんなに万全と思われる準備をしても、全て予定通りに進むわけではないのだ。

ISSと地上で長期滞在の宇宙飛行士が年に数回行き来し、月や火星の探査機から画像が届き、はやぶさ2が6年にも及ぶサンプルリターンミッションに旅立つ現在。

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