くらし情報『『ヤマト』などのSF作品から宇宙を志した宇宙飛行士・山崎直子が説くSF・アニメの想像力、そして実際に体験した宇宙の"生活"』

2015年1月15日 09:30

『ヤマト』などのSF作品から宇宙を志した宇宙飛行士・山崎直子が説くSF・アニメの想像力、そして実際に体験した宇宙の"生活"

というシーンがあり、そうした勧善懲悪ではない奥深さも描かれていました。現在は完全新作劇場映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』もあり、こちらも観に行きたいと思っています。

●そうして行った宇宙は案外"普通"に生活できる場所
○現実が想像を追いかける

――実際に宇宙に行かれた人の目から見ると、SF作品とはどんな存在ですか?

私から見るとSF作品は本当にすごいと思います。私たちの世界の何歩も先を行っていて、その後を現実世界が追いかけているという感じです。それこそ、ジュール・ヴェルヌの小説(『月世界旅行』1865年)から始まって、アーサー・クラークが作品に描いた静止衛星が今は実際にたくさん使われていたり。最近では宇宙エレベーターも、まだSF的な部分はありますが、いろいろな実験や研究を重ねて材料の開発も進められています。宇宙だけではなくテクノロジー全般について、SFやアニメの想像力はすごいと思います。

私たちは未来を想像して技術開発や発明をしていきますが、どうしても今あるものに頼って、そこから一歩二歩先を考えるのですが、それをSF作家さんやアニメを作る人は、何百年、何千年先をスポーンと見てしまうのでしょうね。

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