くらし情報『『ヤマト』などのSF作品から宇宙を志した宇宙飛行士・山崎直子が説くSF・アニメの想像力、そして実際に体験した宇宙の"生活"』

2015年1月15日 09:30

『ヤマト』などのSF作品から宇宙を志した宇宙飛行士・山崎直子が説くSF・アニメの想像力、そして実際に体験した宇宙の"生活"

だから、脚は細く、頭は大きく、胴体は背骨と背骨の間隔が伸びるので長くなるという、宇宙人の想像図に出てくるような体型に近づくんです。本当に人が宇宙で生活していくと、姿も変わっていくのはあながち嘘ではないだろうと感じます。

――それが二世代目、三世代目と続けば、新しい能力を身につけても不思議ではないですね。

その意味では、中学生の頃に読んだ萩尾望都さんの『スター・レッド』などは火星での何世代にも渡る物語で、どんどん能力が変化していく話ですし、竹宮惠子さんの『地球(テラ)へ…』も、人が宇宙へ行くと新しい集団ができて、文化が生まれ……という内容です。これらもテクノロジーとは別の心理的な面で興味を持った作品です。

○世界の多様な在りかたを考えるために

――将来的に、普通の人が普通に宇宙へ行けるようになるでしょうか?

あと一歩、二歩くらいでしょうかね。動き出せば早いと思います。飛行機だと1903年にライト兄弟が初飛行をした後、民間の利用が一般化するのに50~60年くらいかかりました。
宇宙ではガガーリンさんが世界初の有人宇宙飛行をしたのが1961年、スペースシャトルの運用開始が1981年です。

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