「夜の人脈づくりなんて意味ないよ」30歳になった菜乃花がグラドルの後輩たちに伝えたいこと
取材場所のカフェの階段を夏らしいワンピース姿の菜乃花が上ってくると、自然に店内の目線が集中する。
さすが人気グラドル。そう話すと、笑顔を浮かべる。
「いやいや、全然ですよ。写真集を出し続けられていること、ファンをずっと大事にしている。それだけ。あとノースキャンダル。おじさんを転がしそうに見えるかもしれないですけど、くそまじめなんですよ」
真面目との言葉に偽りはなかった。
2015年に日テレジェニックにも輝いたトップグラドルは真剣に、今のグラビア業界の問題点、そして後輩たちへの思いについて赤裸々に語り始めた。
○DVDで精神的につらくなることも
菜乃花は今春、9年間在籍した事務所を退社した。現在は友人の事務所に籍はあるが、実質はフリーランス。仕事上の雑務を自らこなし、以前の倍は忙しい日々を送る。
これまで16枚のイメージDVDを出しているが、あるメーカーのDVDが精神的につらくなった。擬似セックスを想像させるシーンがあまりに露骨だったからだ。
「でもDVDを出したくないというと怒られるだろうし、嫌って言えなくて。監督も苦手な人だけど、最初から決まっていて変えられない。
私のわがままでDVDをやめたいとはいえなかった」